BOOWY!　現在活躍するバンドにも多大な影響を与えた彼らの貴重な映像が連続リリース。80年代当時、日本のロック・バンドが一気にBOOWYスタイルになったほど、彼らのシーンへのインパクトは強かった。そんな彼らの88年4月4～5日の東京ドーム・ラスト・ライヴを収めた「LAST GIGS」が先ごろDVD&ビデオ・リリースされたのに続いて、解散宣言をした87年12月24日の渋谷公会堂でのライヴ映像「1224」が今回リリースされる。とくに後者は14年間倉庫で眠っていた幻の映像。解散発表直前のバック・ステージの様子まで収められた、ドキュメンタリー性もバッチリの内容だ。氷室京介のヴォーカルとアクション、布袋寅泰のギター、微動だにしないベースの松井恒松、渋いビートを叩き出すドラムの高橋まこと。グイグイとオーディエンスを引っ張っていく彼らのパフォーマンス力が凄いじゃないか!　世代を超えて、リスナーがそれぞれに魅力を発見できる貴重な映像集だ。
bounce (C)土屋恵介